Japanese
English
薬剤の臨床
産褥子宮に対するパルタン錠の使用経験
Actions of Paltan tablet on puerperal uterus
青木 大吉
1
,
佐藤 和久
1
,
福岡 俊一
1
Daikichi Aoki
1
1都立台東産院
pp.29-30
発行日 1961年1月10日
Published Date 1961/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202350
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
Ⅰ.緒言
産科領域に於ける諸問題中子宮収縮に関する問題は,分娩誘導,産褥,人工妊娠中絶等の分野に於いて常に重要な意味を有するものであり,従つてその薬剤の発達は長く注目せられてきた。
従来,その代表的薬剤としては麦角剤,脳下垂体後葉製剤,硫酸スパルティン等が挙げられる。しかしこれらの製品は,多く注射によるものであつて,内服薬はその副作用及び効果の不定性に於て,実用に供せしめられず僅に優秀性を認められるものとしてはメテルギン錠があつたにすぎない。
Copyright © 1961, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.