Japanese
English
産科 麻酔と分娩
麻酔科の立場からみた無痛分娩
Obstetrical anesthesia from viewpoint of an anesthesiologist
西邑 信男
1
Nobuo Nishimura
1
1東京逓信病院麻酔科
pp.39-44
発行日 1962年1月10日
Published Date 1962/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202554
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無痛分娩は英語で"Analgesia and Anesthe—sia for Delivery"の名のしめす如く,分娩にAnalgesia (疼痛をのぞく)又はAnesthesia (意識を失わせて疼痛をのぞく)を使用することであり,その目的には多く所謂鎮痛剤,鎮静剤又は麻酔剤が使用されている。もつとも一時各国でとりあげられたRead氏に準ずる静神予防法も使用されてはいるが,ごくかぎられたもので,我国においても,これらの麻酔剤を使用しない無痛分娩は,その効果が不十分なために,次第にかえりみられなくなり,麻酔剤又は麻酔法による無痛分娩の研究がつづけられている。
産婦人科の人々は,これに和痛分娩と,無痛分娩の2つの行き方をわけている。
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