Japanese
English
薬剤の臨床
新鎮痛剤Dedoranの使用経験
Clinical experience with a new sedative agent "Dedoran"
森本 清美
1
,
今村 久郎
1
,
横田 耕三
1
,
東山 秀声
1
Kiyomi Morimoto
1
1京都府立医科大学産婦人科学教室
pp.749-752
発行日 1961年9月10日
Published Date 1961/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202488
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
緒言
従来より疼痛の除去に対しては種々薬剤が発表されて来た。特に麻薬,就中モルヒネ類は古くより最も有効なものとして用いられて来たが一方麻薬に代わるべき鎮痛剤の研究も盛んに行なわれ「ノブロン」「セデス」等発表せられ使用されて来た。今回塩野義製薬により新らしい鎮痛,鎮静注射剤(Dedoran)の提供を受け,本剤を本学産婦人科学教室に於いて行なった産科的,婦人科的開腹術および腟式手術の術後鎮痛に使用し得た知見を発表する。
なお「Dedoran」1筒2cc中の組成は先に同社より発表せられた「セデス注」と比較し次の通りである。
Copyright © 1961, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.