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グラフ
蛋白尿と腎微細構造
Albuminuria and fine construction of the kidney
東北大学医学部産婦人科教室
pp.385-386
発行日 1961年5月10日
Published Date 1961/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202419
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説明 蛋白尿を伴う中毒症腎を生検すると,第2〜3図と類似の変化即ち糸球体毛細管基底膜に特異な変化が認められる。われわれの提出せる実験中毒症(ウサギの間脳視床下部に微量の後葉ホルモン注入実験)で蛋白尿を出現する時の腎変化と中毒症腎との間に相似性がある。基底膜は正常腎,刺激にも拘らず蛋白陰性の腎,刺激により尿蛋白陽性となつた後に陰性となつた腎などは総て変化を認めなかつた。之から,尿蛋白は糸球体毛細管基底膜が変化し,透過性が亢進するからであると考えられる。
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