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特集 産婦人科診療の今昔
婦人科学
化学療法
Chemotherapy
赤須 文男
1
Fumio Akasu
1
1金沢大学
pp.49-56
発行日 1960年1月10日
Published Date 1960/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202118
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今日われわれが最も大きは恩恵を蒙つているのは化学療法である。もつともこの中には抗癌療法も編入されているが,これはまだ今後に期待しなければならない。しかしいわゆる抗菌療法に関する限りは,恐るべき産褥熱,肺炎,手術後の炎症疾患など殆んどおそれる必要がなくなり,肺手術も抗結核剤の発見により,その適応症は著しく狭められた。
化学療法はその主体をなすものは抗微生物療法であるから,先ずこれを述べ終りに,他の項目についてちよつと触れるに止めたい。
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