Japanese
English
臨床研究
胎児に見られる頸椎の異常屈曲及び頭蓋骨骨重積所見と其の臨床的意義
Clinical significances of abnormal flexion of cervical vertebra and the overlapping of skull bones in fetuses
渡辺 金三郎
1
,
荒川 博司
1
,
那波 和彦
1
Kinzaburō Watanabe
1
1名古屋市立大学医学部産婦人科教室
pp.857-859
発行日 1959年10月10日
Published Date 1959/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202040
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Ⅰ.緒言
妊娠後半期における胎児死亡徴候の「レ」線所見としては種々あげられているも,最も価値のあるのはBreakmann, Jungmann-Kehrer,及びSpalding-Hornerの所見であり,その中,躯幹の異常屈曲及び頭蓋骨の骨重積は胎児死亡時に於ける「レ」線所見中の主所見の一つである。
然るにわれわれは偶々他の目的をもつて妊娠中に撮影した生存せる胎児像に此等の異常像を呈するものゝ意外に多いことを発見し,此等症例に就き種々検討を加えた結果興味ある知見を得たので茲に報告する。
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