Japanese
English
臨床研究
授乳期に於ける血清蛋白質及び循環血漿量
Serum Protein and Blood Plasma Flow during Lactation Period
新井 大作
1
,
一宮 勝也
1
,
八木 文夫
1
,
清水 清美
1
Taisaku Arai
1
1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室
pp.665-667
発行日 1959年8月10日
Published Date 1959/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202009
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Ⅰ.緒言
妊娠に於ては,胎盤,子宮,胎児,乳腺等の発育に多量の蛋白を必要とし,又全身水代謝の異常を来すために妊娠中は非妊時に比して血清蛋白及び全身の循環血漿量の著明な増減を来す。
泌乳にあたつても,大量の蛋白が乳汁中に分泌され又多量の水分を必要とするので,全身血中の蛋白成分及び循環血漿量にも何等かの変化を来すことが考えられるが,授乳期に於けるこれ等の報告は余り見られず,殊に泌乳との関係については報告が無いようである。
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