Japanese
English
臨床研究
胎児腟細胞像と母体腟細胞像及び尿中卵胞ホルモン量との比較
Differences of vaginal cells and urinary excretion of estrogen between mother and child
斎藤 淳一
1
,
中村 弘道
1
,
福富 洋
1
Junichi Saito
1
1鳥取大学医学部産婦人科
pp.773-776
発行日 1958年10月10日
Published Date 1958/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201827
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序言
胎児が母体内分泌の影響を受けて出生時に乳房腫脹,外陰部腫脹,帯下増加,或いは時に性器出血を起す事は古くから知られ,腟細胞の増殖についても幾多の報告があり,出生後急速に角化層の脱落消失がみられる。
一方母児血液,臍帯動静脈,子宮動静脈血液等の卵胞及び黄体ホルモン含有量の比較により,胎盤よりの本ホルモンの分泌及び母児問の移行が知られている。
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