Japanese
English
症例研究
16歳11ヵ月少女の子宮筋腫
Uterine myoma in a girl of 16 years and 11 months old
有泉 憲之
1
,
池羽 新一
2
Noriyuki Ariizumi
1
1国民健康保険直営葛南病院
2順天堂大学医学部産婦人科教室
pp.203-206
発行日 1958年3月10日
Published Date 1958/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201725
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子宮筋腫は婦人科疾患として性器出血その他諸症状を以って臨床上屡々経験され,その発生頻度等に就いて多数の統計的観察も報告され,年令的関係も詳述されているが,30〜50才がその大部分を占めている。20才代の症例報告は文献上に散見出来るが,20才未満の報告は極めて稀であつて本邦では河田の13才11ヵ月のポリープ状粘膜下筋腫の1例を最年少者とし,勝の19才2ヵ月の1例と2報告があるに過ぎない。我々は最近16才11ヵ月の未婚女性に小児頭大の間質性子宮筋腫の1例を経験したので報告する。
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