Japanese
English
手術・手技・麻醉
妊娠中期に於ける人工中絶及び腟式卵管不妊術に就いて
On the induced abortion of pregnancy and the vaginal tubal sterilization in the middle stage of gestation
藤原 敏郎
1
Toshiro Fujihara
1
1神鋼病院産婦人科
pp.887-889
発行日 1957年12月10日
Published Date 1957/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201662
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人工妊娠中絶と同時に卵管結紮術を実施する場合,現在では事情の許す限りは腟式で行うのが常道と考える。そしてこの際一様に苦心するのは開腹そのものよりも開腹後卵管を見付け出す操作に就いてであり,殊に妊娠が4ヵ月以上所謂中期に進んだときには尚更である。屋上屋を重ねることになるかも知れないが,次に私が妊娠中期人工中絶及び卵管結紮に際して不断実施している方法を述べて諸賢の御批判を仰ぎたい。
私は癒着其の他特別な事情の無い限りは先ず腟式子宮下部横切開術を行い,次いで腟式卵管結紮術を行つている。
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