Japanese
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薬剤の臨床
メフェネシン系薬劑メプロバメート(ミルタウン)の使用経験
Clinical experiences with a mephenecin derivative meprobamate "miltown"
今木 重雄
1
,
蘆田 勝
1
Sigeo Imagi
1
1京都府立医科大学産婦人科学教室
pp.713-717
発行日 1957年10月10日
Published Date 1957/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201627
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Ⅰ.まえがき
開腹術施行患者の術前の不安,緊張,興奮除去の目的で,当教室では,従来,バルビツール系薬剤の投与が行われて来たが,今回レダリー社より今迄の鎮静剤と異つた化学的組成を有するミルタウンと名付けられた,メフェネシン系薬剤の提供を受けて,臨床実験の機会を得,ほぼ満足すべき結果を得たので報告する。
ミルタウンは,1950年にLudwigとPiechによつて,初めて合成され,臨床的にはBergerにより報告された。ミルタウンの化学式は
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