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海外文献抄録
去勢せる脾内卵巣移植鼠の研究,他
Studies in spayed rats with ovarian tissue autotranspianted to the spleen
KULLANDER STIG
pp.498-499
発行日 1957年7月10日
Published Date 1957/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201583
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ratを第3週に去勢して,この卵巣を脾内移植し,生後6ヵ月乃至1年間観察した。脾内卵巣移植せる去勢動物と,対照動物との体重増加は,この両者に共に認められたが,体重増加は去勢動物の方に著明だつた。脾内卵巣移植を行つた去勢鼠を,生後1年目に屠殺して卵巣を検するに,金動物の卵巣は顆粒膜組胞腫病となつていたり卵巣脾内移植した鼠中一部はパラビオーゼとしたが,共に重量の増加は20%〜30%を越えない.1年目に剖険するに,単に去勢したのみの鼠と,去勢した後卵巣脾内移植せる鼠を比較するに,下垂体と副腎皮質は組織学的に差が認められた。脾内卵巣移植鼠の下垂体摘出を行うと,この卵巣腫瘍に組織学的変化が見られるが,下垂体摘出を行つても顆粒膜細胞腫は完全に消失することがない。Estrogenを隔日に1日 5μgづつ投与するも,6〜12ヵ月間後に見ても,脾内卵巣に変化を来さない。
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