Japanese
English
臨床原著
気象と産婦人科疾病
Weather and Obstetrico-gynecological diseases
竹内 美奈子
1
,
手島 洋子
1
,
郡 延夫
1
Minako Takeuchi
1
1東邦大学医学部産婦人科教室
pp.458-460
発行日 1957年7月10日
Published Date 1957/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201574
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I.緒言
日常生活において,1日の天候が快晴であれば気分も晴れ晴れとして仕事の能率も上るに反して,逆にじめじめとした悪天候の日には何となく気分がすぐれず,仕事の能率が低下しがちなことはわれおれのしばしば経験するところである。
外部環境の変化が人体の生理的機能に及ぼす影響に関しては,近時各方面から研究が進められつっあるが,その多くは,一方では自律神経系を通じて神経性に,他方では下垂体前葉と末梢内分泌臓器とのいわゆるunbalanceにより,Environ-mental stressとして生体に作用するものと考えられる。
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