Japanese
English
原著
「つわり」悪阻に対する新抗ヒスタミン剤(ボナミン)の使用経験
Experience in a new antihistaminic drug "Bonamin" againt morning sickness
竹村 喬
1
,
沖本 照男
1
,
梅岡 成臣
1
,
杉田 長久
1
Takashi Takemura
1
1大阪大学医学部産婦人科学教室
pp.414-416
発行日 1957年6月10日
Published Date 1957/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201568
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1.緒言
日常産科の外来を訪れる「つわり」悪阻患者は非常に多く,従つてその薬剤も亦多種多様である。然し適確な薬剤に乏しく,その治療の困難なことは我々臨床医の屡々経験する所である。
ヒスタミンが悪阻の成因として比較的重要視されていることは周知の事実であり,多数の抗ヒスタミン剤が本症の治療に用いられているものの,未だ十分に満足できる成績を挙げているとは云い難い。
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