Japanese
English
症例研究
食道気管瘻を伴つた先天性食道閉鎖症の1例
A case of congenital esophageal stenosis complicated by esophago-tracheal fistula
赤堀 和一郎
1
,
杉本 修
1
,
毛利 進
2
AKABORI WAICHIRO
1
1京都大学医学部産科学婦人科学教室
2京都大学医学部病理学教室
pp.116-121
発行日 1957年2月10日
Published Date 1957/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201510
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緒言
先天性奇形はその発生部位により体表面に見られる外部奇形と,内部臓器に見られる内部奇形があるが,前者は通常診断が容易であるのに対して,後者は発見され難く,從つて診断のうかない儘に適切な処置を逸し重篤な症状を呈する事が少くない。
私達は最近食道気管瘻を伴つた先天性食道閉鎖症の1例を生前に推定し得,更に剖検によりそれを確認し得たので茲に報告する。
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