Japanese
English
原著
人胎盤に関する研究(第1報)胎盤重量及び胎盤含有血液量に就いて
Studies on human placenta (Ⅰ. Report)
渡邊 金三郎
1
,
中尾 昭
1
,
山田 源信
1
Kinsaburo Watanabe
1
1名古屋大学医学部附属病院分院産婦人科
pp.545-548
発行日 1956年8月10日
Published Date 1956/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201400
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緒言
胎児の胎内生活のために最も重要な働きをしている胎盤に関する研究は各方面に亘り広く実施せられ,その業績も枚挙に遑のない程であるに不拘,諸研究の基盤ともなるべき胎盤そのものの重量及び含有血液量に就ての研究報告は殆どこれをみない現況である。而して我々は本研究の一部として先に山本が行つた胎盤組織蛋白質の電気泳動学的研究,及び山中等の行つた胎盤組織「ホスファターゼ」の研究の際にも,この点の不備を痛感したため,この点を解決すべく本研究を行い新知見を得たので,茲に其の成績を報告し諸家の批判を仰ぐ次第である。
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