特集 婦人科領域のAndrogen
Androgenの剤形と効力
藤井 久四郎
1
1東京医科歯科大学
pp.1152-1155
発行日 1955年12月15日
Published Date 1955/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201304
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Androgenを臨床応用するにあたつてその剤形の種類とその効力の相違についておよその知識が必要である。以下診療室で使用する市販の製剤についてその点を考えてみたい。
Androgen の産生源としては主として睾丸のLedig 氏細胞があげられるが,副腎皮質のzona reticularisも条件によつてはかなりandro—genを産生するものと考えられている。婦人では卵巣に於ても多少のandrogenが産生されるけれども正常の状態では主として副腎皮質が産生源と思われる。
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