速報
テラブチクの臨牀について
小林 敏政
1
,
松沢 邦昌
1
,
加藤 一雄
1
,
岩本 千鶴子
1
1都立大塚病院産婦人科
pp.909-911
発行日 1955年10月10日
Published Date 1955/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201260
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いとぐち
呼吸の停止は生命に重大な影響があることで吾領域では,バルビツール系の静脈麻酔時に注射速度が早きに過ぎる場合か或は過量である時に現われる。従来かゝるときは人工呼吸や胸部圧迫叩打,藥物投与等で事なきを得たし,又新産児仮死の場合にはSchultze法,緒方法は過去のものとなりビタカンフアー等の藥物療法に併せて皮膚刺激法,或は屈伸法等が行われているが的確とは云えない場合があり呼吸中枢の刺激剤が待望されていたが今回テラプチクが市販されたので,その試用経験を報告する次第である。
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