原著
分娩時麻酔に於けるクロルプロマヂン併用の効果
長內 国臣
1
,
深田 良雄
2
1慶応義塾大学医学部
2警友病院産婦人科
pp.845-848
発行日 1955年9月10日
Published Date 1955/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201243
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まえがき
クロルプロマヂン(Chlorpromazine)とは自律神経遮断作用の強い抗ヒスタミン剤で,人工冬眠に用いれてから,俄かに世人の注目を集めたものである。
この人工冬眠麻酔は1950年,フランスのラボリー,ワグナー等によつて試みられてからは,外科領域では心臓の直視下手術が可能となり,一方低圧麻酔法と共に,最近の劃期的な麻酔方法の一翼とされるに至った。
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