原著
卵巣嚢腫内容液のPhosphatase値に就て
山中 弘一
1,2
1名古屋大学医学部産科婦人科学教室
2国立豊橋病院産科婦人科
pp.575-577
発行日 1954年10月10日
Published Date 1954/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201099
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緒言
卵巣嚢腫内容液の酵素系の研究は少く,殊にPhosphatase (以下P-aseと略記す)に関する研究は皆無である。依つて余は卵巣嚢腫相互間の鑑別並に内容液発生機転の研究に資すべく,卵巣嚢腫内容液のP-ase値を測定し,同時に同一患者の血清P-ase値をも測定してその間の関連性をも検討し,若干の新知見を得たので茲に報告する。
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