診療室
リンパ節剔出後に發生するリンパ溜腫の檢討
原田 肇
1
,
佐川 秀逸
1
,
石井 竹三
1
1慶應義塾大學醫學部産婦人科教室
pp.897-900
発行日 1953年12月10日
Published Date 1953/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200957
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緒言
リンパ溜腫とは,小林がリンパ節廓清研究中發見し,13例を報告したリンパ潴溜症と同一のものである。著者も昭和27年7月より,墨汁によるリンパ節生體着色を行ひ,リンパ節廓清の徹底化,リンパ系の解剖を研究中當教室にも發見された。詳細に調査すると非常に多いので,臨床觀察を行い,發生頻度・時期・經過・特異例・成立機序・豫防法等に若干の知見をえた。
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