症例研究
卵管不妊手術後發生した卵子外遊走による妊娠の1例
佐久間 正美
1
1社會保険第一病院
pp.264-265
発行日 1952年6月10日
Published Date 1952/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200634
- 有料閲覧
- 文献概要
緒言
卵管不妊手術は優生保護法第3條の規定により從來に比べ一般に廣く實施される様になつて來たが,同時にその失敗例も屡々報告される様になつた。最近卵管不妊手術を行い,6ヵ月後に妊娠し1ヵ年後に再び卵管剔除術を行い,その際卵子外遊走による妊娠と認められた1例に逢遇したので,こゝにその概要を報告する。
なお昭和24年4月より同26年11月にいたる間,當院に於て行つた不妊手術は97例であり,その内譯は第1表の如くなつた。
Copyright © 1952, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.