原著
人子宮頸管内膜の周期性變化(3)
原田 輝武
1
1慶應義塾大學醫學部産婦人科教室
pp.136-140
発行日 1951年4月10日
Published Date 1951/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200465
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第2篇
子宮頸管内膜の組織學的周期
緒言
成熱婦人の性管各部の内膜に於ける周期性變化の組織學的研究は概ね確立された觀があるが,只一つ,子宮頸管内膜の周期性變化については未だ決定するに至つていない。即ち,子宮體部内膜についてはHitschmann並にAdller (1908年)3)の劃期的發見以來,多數學者の追試に依る追加,補遺が加えられ,就中Schröder4)5)6)(1915年)の研究報告により全くその周期性變化が確立せられた。膣粘膜についてはDierbs (1927年)35),卵管内膜についてはNovab並にEverett (1928年)36)子宮峽部内膜についてはSchroder並にNürnberger(1928年37),此等の諸家の業績が顯傳せられ,一應周期性變化は決定されている。
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