原著
腟塗抹標本に癌細胞の現われた原發卵管癌の1例
櫻井 健吉
1
,
牧野 德榮
1
1日本醫科大學第一醫院産婦人科教室
pp.465-469
発行日 1950年12月10日
Published Date 1950/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200413
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緒言
原發卵管癌の發生は左程稀なものではないが臨牀的に診斷を下すのは相當困難なものである。
1941年G.N.PapanicolaouのVaginal Smear Testに依る子宮癌診斷法が發表されて以來諸家の追試に依つてその信頼性が承認されると共に子宮癌以外の性器惡性腫瘍の診斷にも利用せられる樣になつた。
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