原著
子宮癌再發巣の軟化による大嚢腫形成例
國貞 勝子
1
1慶應義塾大學醫學部産婦人科教室
pp.326-327
発行日 1950年8月10日
Published Date 1950/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200376
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子宮癌は本邦産婦人科領域の重大なる一部門をなしているが,その經過中に於いて,再發竈中心部軟化により,大嚢腫を形成し,滲出液の多量を貯溜し,排泄せる例は,その報告を見ない.私は最近慶應義塾大學産婦人科に於いて,他の病院にて子宮癌根治手術をうけ,次いで後療法のだめ當院に入院せる患者に遭遇し,この例を見たので報告する.
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