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本邦に於る多發性毛嚢々腫
飯澤 二郎
1
1東北大學醫學部皮膚科教室
pp.12-13
発行日 1953年1月1日
Published Date 1953/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200886
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I 緒言
多發性毛嚢々腫は我國に於ては,駒屋1)(1922)以來,橋本2),向井3),皆見4)等の群細な報告があり,近時,遺傳性皮膚疾患として注目されているが,その遣傳的關係に就ての考察には,意を儘さざるの憾がある。
最近當科外來に於て,遺傳的に興味ある本症の1例を經驗したので,茲に報告し,更に我國文献例につき主として遺傳的方面より統計的觀察を行つた。
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