連載 教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール
子宮全摘術後の腟断端離開─骨盤腹膜縫合閉鎖の必要性
大貫 毅
1
,
阪西 通夫
1
,
金杉 浩
1
1済生会山形済生病院産婦人科
pp.1214-1216
発行日 2014年12月10日
Published Date 2014/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200060
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症例1
43歳,2経妊1経産.
10 cmの筋層内筋腫を最大とする多発性子宮筋腫を認め,過多月経と頻尿のため手術を希望された.GnRHアゴニスト(リュープリン®1.88 mg)を4回投与したのち,腹式単純子宮全摘術を施行し,術後経過良好で退院した.術後1か月目の外来診察で異常所見なく終診とした.
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