今月の臨床 妊婦のアレルギー・自己免疫・炎症性疾患─病態と妊婦管理の新しい知見
自己免疫異常と妊娠
3.特発性血小板減少性紫斑病と妊娠
沖津 庸子
1
,
張替 秀郎
1
1東北大学大学院医学系研究科血液・免疫病学分野
pp.440-446
発行日 2014年5月10日
Published Date 2014/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103776
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●妊娠中の血小板減少症の多くは妊娠性血小板減少症であり,ITPとの鑑別が難しい場合がある.
●ITP合併妊娠の治療の基本はステロイドと免疫グロブリン製剤で,母体の出血リスクに応じて行う.
●ITP合併妊娠症例の分娩様式は,母体や児の出血リスクでなく産科的適応により決定する.
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