増刊号 産婦人科当直医マニュアル―慌てないための虎の巻
II 婦人科編
1 「救急/時間外」の婦人科疾患
2.卵巣出血
鹿島 大靖
1
,
塩沢 丹里
1
1信州大学医学部産婦人科学教室
pp.23-26
発行日 2013年4月20日
Published Date 2013/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103322
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当直医へのcall
◆どのような主訴が多いか?
下腹痛,出血量が増加すると腹部全体の痛みになる.血液の腹膜刺激によって消化器症状を呈することもある.
◆call時点で特に重要な情報は?
全身状態,バイタルサインはどうか.大量出血によるショック状態で,緊急輸血,緊急手術の適応となることもある.
◆疾患の予測には何が重要か?
問診が重要である.月経周期の何日目か,発症時には何をしていたか,既往歴・合併症を把握する.
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