今月の臨床 子宮内膜症の薬物療法─薬物特性の理解と個別化治療
内分泌療法薬の有用性と問題点
1.EP製剤(LEP)
谷口 文紀
1
,
原田 省
1
1鳥取大学医学部産科婦人科
pp.835-840
発行日 2012年9月10日
Published Date 2012/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103142
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●LEPはNSAIDsと並んで,子宮内膜症に伴う月経困難症に対する第一選択の薬剤として用いられる.
●思春期の機能性月経困難症は子宮内膜症のリスクファクターであり,将来の進行予防のために,NSAIDs投与で軽快しない場合にはLEP治療を勧める.
●LEP治療後のVTE発症は,多くの場合使用開始後4か月以内にみられる.
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