オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア
II 月経異常/不妊・不育/避妊
不育症―(1)抗リン脂質抗体,血液凝固異常
山本 樹生
1
,
東 裕福
1
,
中村 晃和
1
,
市川 剛
1
,
佐々木 重胤
1
,
千島 史尚
1
1日本大学医学部産婦人科
pp.84-88
発行日 2012年4月20日
Published Date 2012/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103022
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◆抗リン脂質抗体には,抗カルジオリピン抗体,抗β2-GPI抗体,LACなどがある.
◆診断基準に,検査所見は12週間以上,2回以上陽性とあるが,その前に治療が必要となることがある.
◆測定法をよく理解し,陽性の意義を理解する.
◆抗リン脂質抗体陽性の出現頻度10~20%である.
◆治療では低用量アスピリン・ヘパリン併用療法が効果的で,アスピリンの投与では投与時期に注意する.
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