オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア
V 婦人科疾患
バルトリン囊腫,外陰腫瘍性病変
横山 正俊
1
1佐賀大学医学部産科婦人科
pp.245-248
発行日 2012年4月20日
Published Date 2012/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102979
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◆バルトリン囊腫は,感染を伴ったり膿瘍を形成したりした場合は処置が必要である.
◆まず,穿刺・切開,ドレナージを行い,起炎菌を検出し,適当な抗菌薬を投与する.
◆急性期を避けて造袋術を行う.再発例や悪性を疑う場合には,入院して麻酔下に摘出術を行う.
◆外陰の隆起性病変や難治性の湿疹を伴う潰瘍性病変は,組織診で確定診断を行う.
◆組織診は皮下組織を含める必要があり,病変の中心部から局麻下にメスや皮膚生検用トレパンを用いて行う.
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