連載 Q&A
陣痛促進剤使用時の留意点は?(1)
武久 徹
1
1武久産婦人科医院
pp.879-881
発行日 1997年8月10日
Published Date 1997/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903010
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Q 陣痛促進剤の使用方法の留意点をお教え下さい(北海道TK子).
A 1993年の米国の分娩数は約400万例でしたが,採用された主な産科手技は電子的胎児心拍数(FHR)モニタリング(79%),超音波診断(60%),陣痛増強(13.8%),陣痛誘発(13.4%),羊水穿刺(3.2%),陣痛抑制剤使用(2%)などでした.したがって,約1/4の分娩に何らかの理由で陣痛促進剤が使用されたことになります(Monthly Vital Statistics Report Vol 44,No3,Supplement,September,21,1995).医療訴訟多発のため,多くの産婦人科医が産科医療を断念または縮小している米国でも,医学的理由で陣痛促進剤を使用しなければならない症例が多数存在することがこの統計で明らかにされています.
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