今月の臨床 早産─ワンランク上の予防と管理
早産の管理
2.抗菌薬の選択
中井 章人
1
1日本医科大学多摩永山病院産婦人科
pp.1458-1463
発行日 2011年12月10日
Published Date 2011/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102858
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切迫早産の管理は大きく変化しようとしている.頸管長観察による早産予知に始まり,細菌性腟症など感染症の関与が注目され,従来の子宮収縮抑制を中心とした管理から,頸管縫縮術,抗菌薬投与,腟内洗浄治療,プロゲステロン療法など病態に応じた治療が選択されるようになってきた.
本稿では,最も関心を集める感染症を取り上げ,早産との関連を解説し,抗菌薬の選択や使用方法を最新のエビデンスに基づき述べる.
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