今月の臨床 早産─ワンランク上の予防と管理
早産の管理
1.子宮収縮抑制薬の使用法
川越 靖之
1
1宮崎県立日南病院産婦人科
pp.1453-1457
発行日 2011年12月10日
Published Date 2011/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102857
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切迫早産の原因・背景は多様であり,早産の予測は困難で有効な治療法は確立されていない.切迫早産の治療には子宮収縮抑制薬が用いられるが,欧米での検討では妊娠期間延長効果は48時間程度であり,母体搬送,もしくはステロイドの効果発現までの時間を稼ぐのに限り有効とされ,新生児予後改善の観点からは否定的である.
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