連載 病院めぐり
横浜労災病院
中山 昌樹
1
1横浜労災病院
pp.714
発行日 2011年5月10日
Published Date 2011/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102680
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横浜労災病院は横浜市北東部医療圏の地域中核施設として横浜市内でも有数な病院として発展してきました.平成16年度から独立行政法人化しておりますが,母体は労働者健康福祉機構で,平成3年に各地に存在する労災病院群の34番目の一員として最も新しく設立されました.今年創立20周年を迎えます.診療圏は横浜市北部地区で診療人口は約165万人です.病床数は650,常勤医師数172名に加えて初期研修医1学年15名×2で計30名という構成です.
勤労者医療という病院理念の性格上「産婦人科」が労災病院の表舞台に出ることはないのですが,それでも横浜労災病院は“救急医療”“周産期医療”“癌対策”が中心整備項目となっている関係上,産婦人科にも活躍の舞台が与えられています.本年4月から21床の救命救急センターが整備されたのに伴い,当科も影響を受けないとは考えられません.平成22年の婦人科救急手術症例が46件だったので今年度60件超は覚悟している次第です.
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