今月の臨床 婦人科内分泌療法─病態の理解と正しい診断に基づく対処・治療のポイント
腫瘍・類腫瘍
6.乳癌
中村 清吾
1
1昭和大学医学部外科学講座乳腺外科部門
pp.612-617
発行日 2011年4月10日
Published Date 2011/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102659
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1 概 念
乳癌の60~70%は,女性ホルモンの刺激で活発に増殖するため,エストロゲン,プロゲステロンという女性ホルモンの受容体(レセプター)を持っている場合は,その接着する場所をふさぐ働きをする抗女性ホルモン剤(タモキシフェン)や,エストロゲンの産生そのものを抑える薬を治療薬として用いる.
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