連載 病院めぐり
明和病院
平 省三
1
1明和病院
pp.66
発行日 2011年1月10日
Published Date 2011/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102549
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現在の明和病院産婦人科スタッフは,医師6名(産婦人科専門医4名,専攻医1名,初期研修医1名),助産師14名,病棟看護師14名,外来看護師3名,事務員2名.病院病床数は349床,うち療養病床の40床以外は混合病床であるが,産婦人科が主に使用している病棟は35床ある.
明和病院は,昭和17年川西航空機株式会社(現 新明和株式会社)の付属病院として西宮市の甲子園球場に近い現地に創設されたのが始まりである.第2次世界大戦後の昭和20年10月から地域貢献を目的に一般診療を開始し,その後医療法人に改組後,昭和30年には総合病院として発足した.昭和49年には明和高等看護学院(現 明和看護専門学校)を開校した.訪問看護センター明和,明和居宅介護支援事業所が併設されており,平成22年5月からは健診事業を拡充するため健診センターを開設,また新たに設置した明和ERセンターが救急医療を担うようになっている.阪神間にある立地が,医療者にも患者さまにも恵まれた環境であることを実感している.医師,看護師のなかには,甲子園球場の救護班出務を楽しみにしている人も多いとの話である.
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