今月の臨床 子宮体癌診療の動向─これだけは知っておきたい
子宮体癌の診断と治療
3.子宮体癌の手術(1)―子宮摘出の方法
藤堂 幸治
1
,
櫻木 範明
2
1北海道がんセンター婦人科
2北海道大学婦人科学講座
pp.1635-1639
発行日 2010年12月10日
Published Date 2010/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102523
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はじめに
日本婦人科腫瘍学会が示した子宮体がん治療ガイドライン2009年版によれば子宮摘出方法は,(1)単純子宮全摘術,(2)準広汎子宮全摘術,(3)拡大子宮全摘術,(4)広汎子宮全摘術の用語が使用され,(2)と(3)は同義語であると定義されている.また拡大単純子宮全摘術なる用語も示され,これは(1)の範疇に含まれると解説されている.本稿では臨床進行期1期症例に対してわが国で行われることが多い(2),(3)を中心に記述を行う.
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