連載 産婦人科PET 何を考えるか?・9
下腹部腫瘤の精査
岡村 光英
1
1大阪府済生会中津病院放射線科,PETセンター
pp.5-8
発行日 2010年1月10日
Published Date 2010/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102247
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57歳女性.2か月前,健診にて尿蛋白陽性を指摘され,近医泌尿器科を受診.腹部超音波検査にて巨大な下腹部腫瘤を認めたためMRIが施行され(図1),精査加療目的で当院産婦人科を紹介された.
腫瘍マーカーはCA125:192U/mlと高値を示した.その他はCEA:0.5ng/ml,CA19─9:12U/ml,SCC抗原:0.8ng/ml,AFP:6.3ng/mlと正常範囲内であった.下腹部腫瘤の精査と全身検索のため,FDG PET/CTが施行された(図2,図3,図4右列).
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