性教育 医療界と教育界のスクラムを! 第30回日本産婦人科医会性教育指導セミナー全国大会 シンポジウムより抜粋
定時制高校における現状と性に関する指導
楜澤 美和
1
1茨城県立水戸南高等学校
pp.327
発行日 2008年3月10日
Published Date 2008/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101703
- 有料閲覧
- 文献概要
定時制高校の現状
茨城県内には13校の県立定時制高校があるが,各校の養護教諭に実施したアンケートの結果をもとに報告したい.定時制生徒の傾向として,小・中学校時代に不登校を経験した者の割合が多いこと,高校を中途退学しもう一度学びなおすために入学してくる生徒がいることが挙げられる.学習や経験の抜け落ち,対人関係の困難さを抱えており,自尊感情の低さもみられる生徒たちである.
性教育については全日制と同様に,教科指導や講演会などを行っているが,年齢や背景にばらつきがあるため,集団指導がしにくいという問題点がある.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.