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編集後記
倉智 博久
pp.1320
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101594
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この編集後記を書いている今日は,参議院選挙の投票日です.今回の選挙では,年金問題が大きな争点となっています.年金記録の不備は,われわれにとっても重要な問題です.われわれは,大学と関連病院との間で数回の行き来があるのが一般的ですし,留学期間などがありますと,さらに履歴は複雑なものとなります.しかも,大学の中でもわれわれの身分はまことに複雑で,研究生,大学院生,医員,そして助手(助教)以上の正規職員など,社会的にはさまざまな扱いとなる身分を複雑に渡り歩きます.これらの身分で年金の扱いは変わります.
私も自身の年金記録を調べてみましたが,案の定,間違いがありました.助手の期間の一部が社会保険庁の記録から脱落していました.助手の期間などは共済年金の記録にありますから,簡単に年金の支払いを証明できますが,このようなことがありますと,研究生の期間に未払いとなっていても,「本当に払っていなかったのだろうか?」という疑念が付いて回ります.
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