今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス
VII.麻酔に頼らない和痛法
和痛法の理論と実際
83.分娩時におけるアロマセラピーの理論と実際について教えて下さい.
西島 光浩
1
1市立加西病院産婦人科
pp.575-577
発行日 2004年4月10日
Published Date 2004/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101257
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1 はじめに
当科では,1996年より,妊産婦のみならず癌患者や術後患者に対して,精神的安定や疼痛の緩和を目的として病棟でのアロマセラピーを導入してきた.分娩時の和痛にもアロマセラピーを活用しており,疼痛に対しての極度の不安・緊張が軽減し,「出産をリラックスした状態で乗り切ることができた」と患者からも好評を得ている.また,疼痛に伴う不穏状態から硬膜外麻酔を必要とするような症例が非常に少なくなり,分娩管理のうえでもメリットが多い.
そこで,当科で行っている分娩時のアロマセラピーの実際について紹介する.
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