Japanese
English
手術手技 私のくふう
移植のための腓腹神経採取法とその神経束パターンについて
Method for Obtaining Sural Nerve Graft and its Funicular Patterns
光嶋 勲
1
,
山田 敦
1
,
波利井 清紀
1
Isao KOSHIMA
1
1東京大学医学部形成外科
1Dept. of Plastic and Reconstructive Surgery, Tokyo University School of Medicine
キーワード:
腓腹神経移植
,
sural nerve graft
,
神経束パターン
,
funicular pattern
,
知覚回復
,
sensory recovery
,
微小外科
,
microsurgery
Keyword:
腓腹神経移植
,
sural nerve graft
,
神経束パターン
,
funicular pattern
,
知覚回復
,
sensory recovery
,
微小外科
,
microsurgery
pp.962-967
発行日 1981年10月25日
Published Date 1981/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908641
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
神経移植は,四肢末梢神経の損傷や顔面神経の再建において最も多用される手技の一つである.これらの場合,donorとして用いられる神経には,前腕内(外)側皮神経,橈骨神経知覚枝,外側大腿支神経,腓腹神経,大耳介神経などがある.このうち腓腹神経は,最も一般的に使われる神経であるが,その性状,採取法,採取後の後遺症について詳しく述べた文献は少ない.われわれは,過去約50例の顔面神経麻痺及び四肢の神経損傷の治療に腓腹神経移植を施行してきたが,今回われわれの経験より,その採取法,性状,及び後遺障害について若干の知見を得たので,考察を加えて報告する.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.