カラーシリーズ 手の外科・2
手の開放損傷の閉鎖法
田島 達也
1
1新潟大学整形外科
pp.1058-1061
発行日 1975年12月25日
Published Date 1975/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908528
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発生率の高い手の開放損傷,とくに皮膚欠損を伴う挫創をうまくなおす第一条件は,適当な植皮を用いて感染を防ぎ速かな創閉鎖に成功することである.
指の長さをできるだけ温存するため,ぎりぎりのレベルで輪切り切断(guillotine amputation)し断端面を中間層でおおい"tieover"縫合で皮片を固定する.中間層皮片は生着後次第に収縮し断端は丸みを呈するようになる.
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