特集 脊椎外科(第1回脊椎外科研究会より)
頑固な腰痛・坐骨神経痛のある症例に対するディブカインによる硬膜外腔differential blockについて
大塚 訓喜
1
,
山岡 弘明
1
,
寺内 芳郎
2
Kuniyoshi OHTSUKA
1
1信州大学医学部整形外科学教室
2信州大学医学部麻酔科
pp.951-953
発行日 1974年11月25日
Published Date 1974/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908526
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1972年より次のような条件のもとに選び出した症例に対してdibucaineを用いてdifferential blockを行つている.①頑固な腰痛・坐骨神経痛を有し,著しく日常生活が制限されているもの.②1ヵ月以上にわたる保存的治療法がほとんど無効で,③しかも手術的治療の対象とならないもの.つまりわれわれが日常の診療活動で最も治療に苦慮するたぐいのものである.④また硬膜外腔の癒着のあるものは適応にならない.
〔症例〕20歳,女,工員.
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