基礎知識/知ってるつもり
enthesopathy
福田 眞輔
1
1滋賀医科大学整形外科
pp.1182
発行日 1995年10月25日
Published Date 1995/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908288
- 有料閲覧
- 文献概要
【用語の意味】
enthesis(付着部)とは腱,靱帯,関節包などが骨に接合している部分をさす.enthesisは生物活性が高い場所で,外傷・変性・炎症・代謝性疾患などの病変の好発部位である.このenthesisに起きる病変を総称してenthesopathy(付着部症)と呼んでいる.この言葉は,東欧のrheumatologistであるNiepelの造語とされている1).整形外科やリウマチ科で扱う広義のリウマチ性疾患(痛みを伴う運動器疾患)の中にはenthesopathyの疾患概念にあてはまるものが多い.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.