Japanese
English
手術手技 私のくふう
土方式PNセットを用いた脊椎生検の経験
Spine Biopsy Using Percutaneous Nucleotomy System of Hijikata
武者 芳朗
1
,
岡島 行一
1
,
伊藤 隆
1
,
山本 高裕
1
,
馬目 晃匡
1
,
茂手木 三男
1
Yoshiro Musha
1
1東邦大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine, Toho University
キーワード:
脊椎
,
spine
,
生検
,
biopsy
,
土方式PNセツト
,
Hijikata's PN System
,
トレファイン
,
trephine
,
パンチ
,
Punch
Keyword:
脊椎
,
spine
,
生検
,
biopsy
,
土方式PNセツト
,
Hijikata's PN System
,
トレファイン
,
trephine
,
パンチ
,
Punch
pp.1157-1162
発行日 1995年10月25日
Published Date 1995/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908281
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抄録:土方式PNセットを用い,16例に脊椎生検を行った.経過観察期間は平均12.8カ月である,生検高位は,頚椎3例,第11,第12胸椎が1例ずつで,腰椎は第1~5まで12例であった.椎体生検は,局所麻酔,X線透視下に,生検予定椎に隣接する椎間板に経皮的髄核摘出術の要領で外筒まで誘導し,外筒を軽く押しながら椎体の上・下縁に移動した後,trephineによりcore specimenを採取する.量が不十分,または軟組織でtrephineで採取しにくい場合は,punchで追加採取し,十分止血が得られたら外筒を抜去する.16例全例の組織学的診断が可能で,合併症はなかった.手術例5例では,摘出標本の組織診断と一致した.本法には,十分な標本採取が可能,手技の安全性,易操作性などの利点があるが,透視できない高位,上・中位胸椎部.病巣部を透視下に確認しにくいものや極小さい病巣には,CT guide法によるtrephine biopsyを用いるべきである.
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