Japanese
English
手術手技シリーズ 関節の手術<下肢>
高位脛骨骨切り術
Proximal Tibial Osteotomy for Osteoarthritis of the Knee
緒方 公介
1
Kosuke Ogata
1
1九州大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Kyushu University
キーワード:
脛骨
,
tibia
,
骨切り術
,
osteotomy
,
変形性膝関節症
,
osteoarthritis
Keyword:
脛骨
,
tibia
,
骨切り術
,
osteotomy
,
変形性膝関節症
,
osteoarthritis
pp.929-936
発行日 1989年8月25日
Published Date 1989/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908164
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変形性膝関節症に対する高位脛骨骨切り術の適応,術式,矯正角度,後療法については諸家によりまちまちである.術式では楔状骨切り(closing wedge osteotomy)に内固定を使用する方法と1,2,7,9,14,15,21),ドーム状骨切りに創外固定を使用する方法がよく用いられている2,12),合併症は比較的少ないと言われているが,偽関節,腓骨神経麻痺,感染,コンパートメント症候群などの発生も見られており,本手術は必ずしも技術的に容易で安全なものではない2,4,11,16,19,20).術後成績は矯正角に大きく影響され,適度に過矯正された症例では長期にわたり優れた除痛効果が期待できる1,5,10).
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