Japanese
English
シンポジウム 変形性股関節症に対するBipolar型人工骨頭の臨床応用
変股症に対するbipolar型人工骨頭とHarris/Galante porous stemの応用
Bipolar Endoprosthesis with Harris/Galante Porous Stem for Osteoarthritis of the Hip
村田 忠雄
1
,
佐藤 優
1
,
鈴木 秀明
1
Tadao Murata
1
1千葉リハビリテーションセンター
1Chiba Rehabilitation Center
キーワード:
股関節
,
hip joint
,
変股症
,
osteoarthritis
,
関節再建術
,
joint reconstructive surgery
,
バイポーラ型人工骨頭
,
bipolar endoprosthesis
,
ポーラスステム
,
porous stem
Keyword:
股関節
,
hip joint
,
変股症
,
osteoarthritis
,
関節再建術
,
joint reconstructive surgery
,
バイポーラ型人工骨頭
,
bipolar endoprosthesis
,
ポーラスステム
,
porous stem
pp.1089-1096
発行日 1988年9月25日
Published Date 1988/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907943
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:比較的若年者の重度変股症に対する関節機能再建術には,評価の定まった手術法が見当らないのが現状である.最近我々は55歳以下の重度変股症に対して,bipolar型人工骨頭とHarris/Galante porous stemを組み合わせたcementless bipolar endoprosthesisを行っている.今回施行した20例22関節について,臨床的・X線的評価を行った.臨床的にはまだ短期間の成績であるが,日整会変股症判定基準で総合点,疼痛,可動性,歩行能力,日常動作のいずれにおいても良好な術後結果が得られている.X線的には,臼蓋例でouter headの上方移動を認めたものが22.7%,内方移動は9.1%であった.移動の要因として臼蓋の関節症変化,臼reamingによる臼内側骨質の薄さが考えられた.大腿骨側ではH/G porous stemの強い固定力に関連を有すると思われるstress shielding現象が認められた.stem沈下は2関節にみられたが,その程度は2mmと僅少であった.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.